アシュトラベル中央アジア専門旅行社

トップ > お知らせ一覧 > キルギスの治安は悪い?よい?旅行前に知っておきたい安全ガイド

キルギスの治安は悪い?よい?旅行前に知っておきたい安全ガイド

みなさん、サラマトスズブ!中央アジア専門旅行社アシュトラベルの編集長スギウラです。

「海外旅行で珍しい場所に行きたい」「穴場の絶景を見てみたい」そんな方に人気の国、キルギス。気になってネットで調べてみると、検索ワードに「危ない」とか「やばい」なんて出てきて、心配になった方も多いのでは?

私自身も最初はそうでした。でも、現地の事情を知った今は、キルギスに対するイメージがガラッと変わりました。

今回はキルギスの治安や安心して旅行を楽しむコツをお届けするので、旅行の参考にしてくださいね!

なお、治安は地域によって状況が変わりやすいもの。短期間で変動するケースもあるため、渡航前には外務省のHPなどで最新の情報を確認しましょう。

キルギスの実際の治安

まずは「キルギスって本当に大丈夫?」という不安を解消するために、治安のリアルをお伝えします。

キルギスは危ない?大丈夫?

キルギスの治安を一言でいうと「場所による」ですね。首都ビシュケクやイシククル湖周辺は観光地として人気があり、比較的安全なエリア。一方、ウズベキスタンやタジキスタンの国境付近は、軍事衝突が起きることもあるので注意が必要です。

つまり、キルギスは、観光地であれば比較的安全に過ごせる海外旅行先の1つ。私は20ヶ国近く旅をしてきて、個人的に「ヨーロッパの人気観光地よりも安全なのでは」なんて思っています。実際に、私のように女性の一人旅を楽しむ方もたくさん。危険な地域を避け、普通に注意して過ごせば安心して旅ができるといえます。

外務省HPの危険レベルは?

2024年11月現在、外務省の発表では、ビシュケクを含むチュイ州と周辺のタラス州・イシククル州・ナリン州は危険レベル1で「十分注意」。危険レベル1とは、ざっくりいうと「気をつけて観光してね」というレベル。

一方、西南のジャララバード州・オシュ州・バトケン州は危険レベル2、国境地帯はレベル3とされており、特に注意が必要なエリア。一般的に危険レベル2や3は観光で行くには避けたほうがいいとされています。

これは現時点での治安なので、実際に旅行に行く際は最新の情報チェックをお忘れなく!

キルギスの「やばいエリア」ってどこ?避けるべきスポットを紹介

安全に旅を楽しむために、現時点で注意が必要なエリアをピックアップしてみました。

ここは注意!ウズベキスタン・タジキスタン国境

観光で特に避けたいのは、ウズベキスタンとタジキスタンの国境地帯。軍事衝突がたまにあるので、絶対に近づかないほうがいいエリアです。安全第一でいきましょう。

第2の都市オシュも要注意

オシュは文化的に興味深い場所なんですが、デモや暴動が発生することがあります。最新の治安をチェックし、行くなら信頼できる現地ガイドと一緒がおすすめです。

キルギス旅行で観光客が気をつけたい犯罪

楽しい旅行のはずが、ちょっとした不注意でトラブルに…なんて避けたいところ。安心して旅を楽しめるように、キルギスで気をつけたい犯罪や観光客が遭遇しやすいトラブルをお伝えします。

気づいたら財布が…バザールで起きやすいスリ被害

にぎやかなバザールは観光の醍醐味ですが、スリが発生しやすい場所でもあります。特に、キルギスで最も大規模な「オシュバザール」はスリの頻発地帯。地元の美味しいフルーツや可愛い雑貨に気を取られているときに、やられてしまいます。

タクシーで高額請求!?料金トラブルにご注意

キルギス旅行でよく聞くのが「タクシーで法外な料金を請求された!」というエピソード。特に空港から市街地までの移動で、タクシー事情に不慣れな観光客が狙われやすいみたいです。

え、偽警官?観光客を狙った詐欺

観光地やターミナル周辺で、「荷物をチェックさせて」と声をかけてくる「警察っぽい人」に注意。身分証明書や現金を見せるよう求められて、そのまま盗まれることがあります。本物の警察じゃないことも多いので、怪しいと思ったら慎重に対応を!

キルギスで日本人は歓迎される?

海外旅行へ行くと、私たちは外国人。日本人が旅行先でどのような対応をされるか気になりますね。実は、日本人はキルギスで歓迎されることが多いんです。

親日家がたくさん

キルギスはかなり親日的な国。日本語や日本の文化を学べる学校もあります。日本製品や文化への好感度が高く、日本のアニメや漫画も人気なんですよ。

また、「ヤポーニッツ(日本人)」というと笑顔で対応してもらえることがあります。自分が知っている日本の家電メーカーの名前やアニメのタイトルをウキウキしながらいってくる人もいて、買い物や観光中に嬉しくなることも。

親日家が多い理由については、また別の機会に詳しく紹介しますね。

現地との交流を楽しむコツ

キルギスでは、国語がキルギス語、公用語がロシア語なので、簡単な挨拶を覚えておくと旅行がスムーズに。例えば「こんにちは」「ありがとう」などの一言だけでも、現地の人々との距離がグッと縮まります。

とはいえ油断は厳禁

日本人はキルギスで歓迎してもらえることが多いですが、トラブルがゼロというわけではありません。油断すると事件に巻き込まれることもあるので、「ここは日本じゃない」「今、自分は海外に来ている」ということを意識して行動してください。

キルギス旅行を安心・安全に楽しむ対策7つ

キルギスは場所を選べば安全に旅行できる国ですが、日本とは勝手が違います。トラブルを避ける対策をして、快適な旅にしましょう。

外務省HPで危険レベルを必ず確認

どんな海外旅行にもいえることですが、外務省の海外安全ホームページは旅行計画中と渡航直前に何度かチェックしましょう。現地の状況は知らない間に変わることがあります。旅行計画中は問題なくても、渡航直前に変わることがあるので、こまめな確認が大切です。

タクシー移動は配車アプリを使うべし

ぼったくりタクシーを避けるために、配車アプリを活用しましょう。料金が事前に表示され、ドライバーの評価も確認できるので安心感があります。中央アジアでは「Yandex GO」などのアプリがメジャーです。

キルギス旅行が初めてで、自分で手配するのに抵抗があるなら、空港送迎付きのツアーを選ぶのおすすめ。

貴重品は体に密着させて絶対死守

観光中のスリやひったくりを防ぐために、パスポートや財布、スマホは体に密着させるようにして持ち歩きましょう。貴重品を服の内側に隠せるポーチや、スリ対策用のバッグを活用するのもおすすめ。また、バザールなどの人が多い場所ではリュックを背負わず、前に抱えて防犯を。

観光客っぽさを隠す工夫で安全に

観光地では「観光客」と悟られるとスリやぼったくりのターゲットになりやすいので、目立たない工夫をしてリスクを避けましょう。服装に関しては、華美なアクセサリーやブランドロゴが大きく入った服装は控えめに。現地の人々と似たシンプルな服装を選びましょう。

また、外で地図を広げたり、長時間スマホアプリを眺めたりしていると、すぐに観光客だとわかります。事前に大まかな行き方を決めておき、外でスマホアプリをチェックするときは短時間で済むようにしておきましょう。

夜は外出よりホテルでゆったりが正解

ビシュケクやイシククル湖周辺など明るい時間帯の観光地は安全ですが、夜間は街灯が少なく、人通りも減るため軽犯罪にあうリスクが高くなります。女性の夜の一人歩きは避け、暗くなる前にホテルに戻るようにしましょう。夜間に外出する場合は、信頼できるガイドや複数人で行動するのが安心。

宗教への配慮を忘れずに

キルギスを旅するなら、宗教的な慣習を少し意識すると安心。イスラム教のラマダン期間中は、地元の人の宗教心が高まる時期なので、不要な外出を避けましょう。それから、イスラム教では豚肉が禁忌とされるため、豚肉を扱うお店やレストランには近づかないのがベター。

困ったときの味方、大使館の連絡先は必須

万が一のトラブルに備えて、ビシュケクにある在キルギス日本国大使館の連絡先を控えておくことを忘れずに。例えば、パスポートを紛失したり盗難にあったりした場合、連絡先がわかればすぐに相談できます。トラブルは予期していないときに起こるので、事前に連絡先をメモしておくと安心です。

在キルギス大使館HP: https://www.kg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

治安を知ってキルギス旅行を楽しもう!

キルギスの治安は場所によって差があるものの、観光地に関しては安全に旅行を楽しめます。特に首都ビシュケクやイシククル湖周辺は、観光初心者にもぴったり。今回の内容を参考にしっかりと安全対策を考えて、安心して楽しめる旅行を計画してくださいね!

アシュトラベルのおすすめツアー

キルギス旅行を安心・安全に楽しみたいなら、移動も宿泊も整ったツアーがおすすめ。「世界で2番目の広さイシククル湖を乗馬で旅する5泊6日のツアー」では、専属ドライバーによる空港送迎や日本語ガイドのサポートがあり、初めての方でも安心して旅を楽しめます。

さらに、イシククル湖や渓谷の乗馬体験は、キルギスならではの壮大な自然を肌で感じられる特別な時間。テント泊やアシュゲストハウスでの滞在を通じて、都会では味わえない静寂と文化交流も堪能できます。

初めてのキルギス旅行の不安を解消しながら、充実した旅を計画したい方にぴったりのツアーです!

この記事を書いた人